クロロソームのみにみられるクロロフィル型アンテナ色素分子で,C7位とC20位にメチル基を有する化合物群の総称(C31位の立体異性体とC8位やC12位やエステル部に様々な炭化水素型置換基を有する).吸収極大波長(分子吸光係数:M-1cm-1)は419 nm (5.54×104). 429 nm (1.12×105), 659nm (7.3×104).緑色細菌から発見されたためにバクテリオクロロフィルと命名されているが,バクテリオクロリン骨格ではなくクロリン骨格を有する. C31位に水酸基を有しC132位にメトキシカルボニル基を欠く点で特徴づけられ,自己集積能が高い.