活性中心となる銅と,構造維持に寄与している亜鉛をサブユニット(16 kDa)当たり1原子ずつ含むスーパーオキシドジスムターゼ(SOD).二量体で存在し,βバレル構造をもつため,界面活性剤や熱などによって失活しにくい.4残基のHisが銅に,3残基のHisと1残基のAspが亜鉛に配位している.葉緑体に局在する葉緑体SODと細胞質に存在する細胞質SODの2種のアイソフォームがある.陸上植物には必ず含まれているが,緑藻の一部や,車軸藻などにも見いだされる.動物ではCuZn-SODにヘパリン結合ドメインが付加した細胞外SODが存在するが,植物では見いだされていない.