一般に,波長が280~315 nm の範囲の紫外線をUV-Bと呼ぶが, 280~320 nm の範囲をUV-Bと呼ぶことも多い.成層圏オゾンが破壊されると地上に到達する紫外線が増加するが,その波長域は290~320 nm であり,これをUV-Bと呼ぶこともある. UV-Bは光合成を阻害し,植物の成長を阻害するなどのマイナスの影響を与えるが,アントシアニン生合成の促進,光回復酵素の発現誘導,気孔開口促進などの生理作用もある.