ジョリオらによって開発された,光合成酸素発生測定のための酸素電極の一種.大きな面積をもつ白金電極上に直接試料を置くことにより,発生する酸素を感度よくかつ迅速な応答で検出できる.試料は,透析膜などにより電解液および基準電極の銀/塩化銀電極と隔てられている.この電極を用いて,ジョリオらは,酸素発生量が閃光照射回数に依存して4周期で振動する現象を見出し,S状態モデルが提案された.