2-methyl-3-phytyl-1,4-naphthoquinone.慣用名ビタミンK&subsuc(1);.ナフトキノンの一種で,光化学系Ⅰに2分子含まれ,そのうち1分子は二次電子受容体(A1)として電子受容体クロロフィルa(A0)から電子を受け取り,鉄硫黄クラスターX(FX)に電子を渡す.生物種によっては,フィロキノン以外のナフトキノンがA1として働いている場合もある.血液凝固因子ビタミンK1として発見されたが, 1987年にやっと光化学系Ⅰでの本来の機能がわかった.光合成細菌の多くやミトコンドリアでは類似のメナキノン(ビタミンK2)を反応中心の電子受容体や膜中の電子伝達成分として使う.