NEP

 NEP 色素体に存在するRNAポリメラーゼの一つ.核ゲノムコードの色素体RNAポリメラーゼ(nuclear-encoded plastid RNA polymerase, NEP) のこと.これに対して,葉緑体ゲノムコードのRNAポリメラーゼをPEP (plastid-encoded plastid RNApolymerase)と呼ぶ. PEP活性はタゲチンやリファンピシンで阻害されるが、NEPは阻害されない。PEPは大腸菌やシアノバクテリアのRNAポリメラーゼのものとサブユニット構成や生物活性が似ており,主に光合成遺伝子の転写に働いている.一方, NEPは主に非光合成遺伝子(atpBオペロン, rpoBオペロン, rps2accDclpPなど)の転写に働いている. NEPはシングルサブユニットのT7ファージ型RNAポリメラーゼに似ていることから、RPOTとも呼ばれている。タバコやシロイヌナズナの色素体には2種類のNEP(RPOTpとRPOTmp)が存在する。陸上植物の色素体が進化の過程で新たにNEPを獲得したと考えられている.


Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:26:11 (1281d)

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