多くのシアノバクテリアにみられるカロテノイド配糖体.ミクソキサントフィル,ミキソキサントフィルとも呼ばれたが,糖部分に多様性がみられるので,配糖体がラムノースのときはミクソールラムノシドと呼ぶことが提唱された.配糖体部分は多くはメチルペントース(ラムノース、フコース、キノボース)である.Synechocystis sp. PCC 6803はミクソール-2'-(2,4-O-ジメチル-α-L-フコシド)をもつ.オシラキサンチンも同様にオシロール配糖体と呼ぶ.ミクソールの水酸基はβ-カロテン水酸化酵素(CrtR)によるが,他の遺伝子は類似の酵素がないためまだ特定されていない.多くは細胞膜中に存在し,過剰な光を吸収しているらしい.