電子伝達系をもつ生体膜中に拡散して存在し、膜複合体間で酸化還元力を移動させることができるユビキノンをまとめて示す語.ユビキノンにより電子伝達の方向性や速度を考える場合、ユビキノンが酸化還元を行うタンパク質に比べて多量に存在することから、電子伝達に関与する個々のユビキノンではなく全体として酸化・還元レベルを考慮することができるプールという概念が用いられている.