亜表層クロロフィル極大[subsurface chlorophyll maximum]

  主に海洋において,植物プランクトンのバイオマスの指標であるクロロフィルa量の鉛直分布が,有光層の底部またはそれ以深で栄養塩躍層(栄養塩濃度の勾配が最も大きい層)に密接した位置に極大を示す現象.通常,深度は20~100mの範囲内にあるが,貧栄養環境ほど深くなり,亜熱帯中央環流域では100~250 m となる.亜表層クロロフィル極大は,水柱が成層し表層が貧栄養環境となった水域で形成され,温帯域では夏期のみ,熱帯・亜熱帯域では一年を通して存在し,太平洋,大西洋ともに海洋全体にわたる一つの連続した層となっていると考えられる.クロロフィル極大は,弱光適応した植物プランクトンによって構成されていると考えられ,有光層全体の10~40%の一次生産量を担う.


Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:32:52 (1721d)

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