植物を低温に曝すと特定のタンパク質が蓄積する.Corタンパク質など,加熱しても安定なタンパク質の一群がよく知られている.低温では,細胞外で水分が凍結することにより,細胞が脱水されることが主な傷害の原因となっているが,これらのタンパク質は水の構造を保持して凍結を防ぎ,結果として細胞傷害を防止する.