古色素体類 [Archaeplastida]

 アーケプラスチダともよばれる.真核生物における大系統群(スーパーグループ)の1つであり,一次共生(シアノバクテリア+真核生物)起源の色素体をもつ真核生物(一次植物ともいう;灰色植物紅色植物緑色植物)からなる.一次共生による色素体の成立は真核生物の歴史の中で唯一回の現象であり,古色素体類の共通祖先で起こったと考えられている.他の真核藻類がもつ色素体はその後の二次共生や三次共生に由来する.古色素体類の名はこれに由来する(ギリシャ語の archae 古い + plastid 型, 色素体).古色素体類の色素体は2重膜で囲まれている.貯蔵多糖はふつうデンプンであり,細胞質基質または色素体内に貯蔵される.ミトコンドリアは板状クリステをもつ.

 非正式のスーパーグループ名であるが,分類学的にこのまとまりに対して植物界(kingdom Plantae)を用いることがある.ただし真核生物内における古色素体類の単系統性については異論もあり,他の真核生物の中には二次的に一次共生起源の色素体を失ったものがいるかもしれない.


Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:34:20 (1720d)

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