共生の一形態.片方の一般に小さい生物(寄生者)が,もう一方の生物(宿主)の体内あるいは体表で生活し栄養や生息場所などの利益を得る現象.寄生者と宿主の空間的な関係から,寄生者が宿主の体表で生活する外部寄生と体内で生活する内部寄生に分けられる.また,寄生者の宿主に対する栄養上の独立の程度から,宿主がいなければ生活できない絶対寄生,寄生者としても独立した生物としても生活できる条件的寄生とに分けられる.