微分干渉顕微鏡[differential interference microscope]

  一般に生体試料の観察に使われる光学顕微鏡.観察試料のある一方向への屈折率勾配(微分値)を,明暗のコントラスト差として観察できるようになっている.陰影をつけたような観察像となり,エッジ部分が明瞭に観察される.対して輝度分布が平坦となる.コントラスト増強などの画像処理を行えば,さらに鮮明な観察像となる.物体深度が浅く,他の顕微鏡観察法と比較して,光学的な切片効果が顕著である.オルガネラや微細な繊維構造などの観察に適している.


トップ   編集 凍結解除 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:46:19