柴田桂太[Shibata, Keita]

  柴田桂太, 1877-1949.植物生理化学者.東京大学教授,資源科学研究所長などとして日本の植物生理学・生化学の基礎を築き,開拓者として*田宮博など多くの研究者を育てた.植物のフラボン体,花の色素,多糖,タンパク質の構造についての研究に加えて,微生物の呼吸と代謝,光合成などの研究分野を開拓した.柴田は光合成による二酸化炭素の還元において水が電子供与体となり,4回の光化学的過程によって進められる四電子反応によって酸素が発生することを初めて提唱した(1931).


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Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:44:14