落葉性[deciduousness]

常緑性(evergreeness)と対の用語である.樹冠(crown:葉の着いている部分)に一年以内,葉が着生していること.相対的な内容で,低緯度と高緯度には常緑性が優占し,中緯度には落葉性が見られる.高緯度の常緑植物は矮性木本が主体である.クスノキでは,ちょうど1年で葉を入れ替えるため門司正巳によって「1年生葉樹木」と呼ばれた.個葉の光合成機能が最大値に達してからどのように低下するかが落葉の基準になる.個体にとって落葉させ新しい葉を生産する方が有利(=炭素獲得)かどうかで常緑・落葉性が決まるという.個葉の寿命が短く葉を入れ替えるが常に葉が着生することで常緑とみなされる種の記述が、シンガポール植物園長であった郡場寛による林冠(canopy)の観測から指摘された.なお、落葉の起源は低緯度で乾燥期を回避する生活の仕方にあるという. →落葉温帯落葉樹林熱帯季節林


Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:36:50 (1726d)

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