葉緑体ER[chloroplast ER (endoplasmic reticulum)]

 クリプト藻,不等毛植物,ハプト藻など真核藻類との二次細胞内共生により葉緑体を獲得し,4重の葉緑体包膜を持つ葉緑体の外側の2枚の膜系.葉緑体ERより内側の2枚の膜系が共生した真核藻類の本来の葉緑体包膜に相当する.ただし,外側から2枚目の膜は,共生時に取り込まれた真核藻類の細胞膜に相当することから,宿主の食胞膜に由来する一番外側の膜とは区別して,葉緑体外縁膜と呼ぶこともある.葉緑体ERの最外層は小胞体および核膜の外層と連続し,表面にリボソームを有する粗面小胞体となっている.葉緑体ERと,内側の2枚の葉緑体包膜の間の空間は葉緑体周縁区画と呼ばれ,クリプト藻ではヌクレオモルフが含まれる。同様に二次細胞内共生により葉緑体を獲得したクロララクニオン藻も4重の葉緑体包膜を有するが,その外膜がERと連結していないものについては葉緑体ERと呼ばないことが多い.


Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:36:54 (1726d)

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