透明度[transparency, Secchi depth]

  海や湖の水の清濁の度合を示す指標.直径25~30 cm の白色の円板(透明度板あるいはセッキー円板と呼ぶ)を水中に沈めていき,識別できなくなる深さ.この深さは,透明度板からの反射光とその上にある水層からの散乱光の相対的な強弱により決まるため,空の晴曇や明るさにはほとんど関係せず,水中のプランクトンや懸濁物の量に依存して変化する.透明度は水界の特性を示す指標として重要である.海洋では沿岸域より外洋のほうで透明度が高く,親潮域で10~15 m, 黒潮域で30~40m程度である.湖沼では,通常1~2m程度であるが,貧栄養湖では5m以上になることが多い.水面での光の強さI0と水深tの光の強さItから求められる光減衰係数k(k=-ln (It/t0)/t)と透明度との間には,経験的に透明度≒1.7/k (海洋),透明度≒1.9/k (日本の湖沼)の関係があり,補償深度は透明度の約2.5倍の深さとほぼ一致することが知られている.


Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:37:30 (1727d)

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