酸化還元電位[redox (oxidation-reduction) potential]

  物質の電子との親和性を表す指標で,値が低いほど親和性が低く,電子をもったときの自由エネルギーは高い.酸化体Xと還元体Yの関与する可逆な電子授受反応が成り立つとき, Nernstの式により電位はE=E°+RT/nF ln(aX/bY)となる.ここで,Rは気体定数,Tは絶対温度nは電子の数,Fはファラデー定数である. aX,bYがX,Yの濃度に対応する.標準酸化還元電位E°はXおよびYの活量aおよびbがいずれも1のときの電位である.酸化還元電位は標準水素電極(H+ + e=1/2 H2)の電極電位を±0として相対的に表現される.なお,ある電子供与体からある電子受容体への電子授受反応の自由エネルギー変化(ΔG)はその反応の酸化還元電位差(ΔE)とΔG=-nFΔEの関係になる.また,生体中の物質の酸化還元電位は実用上pH 7における値をE°'として表示する場合が多い.


Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:37:38 (1726d)

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