グリコール酸オキシダーゼ[glycolate oxidase]†
EC 1.1.3.1.分子量約4.0万.緑葉ペルオキシソームに局在する酵素で,光により発現が誘導される.補酵素としてフラビンモノヌクレオチド(FMN)をもつ.光呼吸グリコール酸回路の一部を担っており,葉緑体で生成され,ペルオキシソームヘ輸送されたグリコール酸をグリオキシル酸に酸化する反応を触媒する.この反応により, 1/2分子の酸素が1分子のグリコール酸に取り込まれると同時に,過酸化水素を生成する.シロイヌナズナでは,全ゲノム決定の結果,3種類のアイソザイム遺伝子の存在が明らかとなっている.