フルクトース-1,6-ビスホスファターゼ[fructose-1,6-bisphosphatase]

 EC3.1.3.11. 還元的ペントースリン酸回路構成酵素の一つで, 以下の反応を不可逆的に触媒する.
フルクトース1,6-ビスリン酸 + H&subsc(2);O → フルクトース6-リン酸 + P&subsc(i);
細胞質にはショ糖合成系で機能するアイソザイムが存在する.葉緑体型フルクトース-1,6-ビスホスファターゼ(FBPase)は分子量約4万のサブユニットからなるホモ四量体として存在する.光合成の炭素同化においてCO&subsc(2);の受容体であるリブロース1,5-ビスリン酸の再生段階で機能する.植物の葉緑体型酵素はフェレドキシン-チオレドキシン系の作用により光活性調節を受けるが, 藻類の酵素は受けない(受けにくい).近年, 植物には還元力による活性調節を受けない新規の葉緑体型FBPaseアイソフォームが存在することが明らかになったが, その生理機能は未知である. FBPaseによって生成されるフルクトース6-リン酸は葉緑体でのデンプン合成の初発物質でもあり,還元的ペントースリン酸回路デンプン合成経路の分岐点に位置する.

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Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:44:15