放射性同位体元素(トレーサー)で標識された化合物を用いて,反応生成物中での同位体元素の標識のされ方や,標識の時間経過や標識化合物の存在場所などを分析することによって,反応機構や存在場所を解析する方法.光合成の分野での成果では,14Cを用いたカルビンやベンソンらの初期二酸化炭素固定産物の同定と,それに引き続く還元的ペントースリン酸回路(カルビン回路)の発見やC4ジカルボン酸回路の発見が特筆される.