鞘葉,幼葉鞘ともいう.イネなどの単子葉植物において,発芽時に最初に地上に現れる部分である.第一葉を包み,完全な筒状の鞘となる.オーキシンの発見につなかった屈光性の実験にはエンバクの子葉鞘が用いられた.エンバクの子葉鞘は植物ホルモンに対して非常に敏感な成長反応を示すため,オーキシンの定量法に用いられることがある.