水温成層[thermal stratification]

  海洋や湖沼など止水性の水域で,水温の違いによる水密度の差によって水が鉛直的に混合しない状態.塩分濃度の差で起こる場合(塩分成層)もあるが,化学的成分が同一の場合には,水温で密度が決まるのでこの状態を水温成層と呼ぶが,その成立には季節(気温),水深とともに,風や水平流などの水の撹乱要因が影響する.成層時には水温の高い表水層(epilimnion)と水温が低い深水層(hypolimnion)に分離し,その中間に温度が深度に従って急激に低下する水温躍層(変温層) (thermocline)が分布する.表水層内では風のエネルギーなどで水が混合する場合があり,混合層とも呼ばれる.一般に表水層では光強度が十分あり,植物プランクトンが光合成生産を活発に行うが,表水層有光層が一致するとは限らない.


Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:35:18 (1725d)

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