除草剤耐性変異体[herbicide resistant mutant]†
一般的には, D1タンパク質のQBキノン電子受容体(QB)部位に結合し電子伝達反応を阻害するアトラジンなどの除草剤に対し耐性を獲得した変異体のことをいう.QB部位のアミノ酸配列の一部が変異したことにより,除草剤のQB部位への結合能が低下したもので,多くの変異体が報告されている.変異体では,QB部位で電子伝達体として働くプラストキノンの結合能も低下していることが多く,この場合には電子伝達速度が低下する.変異の種類により耐性となる除草剤の種類が異なる.
関連項目†