非ヘム鉄[non-heme iron]

  タンパク質(非ヘムタンパク質)に含まれるヘム鉄以外の形態の鉄の総称.鉄硫黄クラスターとそれ以外の形態に分けられる.鉄硫黄クラスターは,様々な種類([4Fe-4S]型,[2Fe-2S]型など)が光合成電子伝達系の成分,酸化還元酵素の金属中心として広く存在する.システイン残基のSHを介してタンパク質に結合している.鉄硫黄クラスター以外では光化学系Ⅱや紅色細菌の反応中心のQAQBキノン電子受容体の間(Q400),鉄スーパーオキシドジスムターゼの活性中心に単核の鉄が存在する.リボヌクレオチドレダクターゼなどは2核の鉄オキソコア(Fe-O-Fe)をもつ.クロロフィルのE環形成を触媒する酵素(酸素依存型MgプロトポルフィリンIXモノメチルエステルシクラーゼ)にもこのタイプの非ヘム鉄の存在が示唆される.これらの非ヘム鉄は,ヒスチジン,グルタミン酸,アスパラギン酸残基が配位子となっている.

関連項目


Last-modified: 2015-03-27 (金) 16:20:20 (1790d)

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