光化学系Ⅱを構成するChlorophyll(クロロフィル)結合タンパク質。Chlorophyll Protein 43 kDaから名付けられた。SDS-PAGEから見積もられたみかけの分子量が43 kDaであることに由来する。実際の分子量は約56000。psbC遺伝子産物。膜を6回貫通する膜タンパク質でN末から数えて5番目(E-helix)と6番目(F-helix)の膜貫通部分の間に大きな親水性のループ部分(E-F loop)を持ち、この部分にMn4CaO5クラスターの部分への配位子を持つ(結晶構造では357番目のArg)。結晶構造からはChlorophyll aを13個配位していると考えられる。構造的に似たCP47とともに光化学系Ⅱのコアアンテナ複合体を構成する。エネルギー捕捉に加え,ペリフェラルアンテナから反応中心へのエネルギー移動の仲介を行う。