C55H70MgN4O6,分子量907. クロロフィルaのC7位のメチル基がホルミル基に置換されたもの.原核緑藻や緑藻,陸上植物などに存在し,赤色域ではクロロフィルaよりも短波長側に吸収極大をもつ.集光性色素としての機能をもつ.原核緑藻プロクロロコッカスには,クロロフィルbの代わりに,C2位にビニル基をもつジビニルクロロフィルbが存在する.クロロフィルbで捕捉された光エネルギーは高い効率でクロロフィルaに伝達される.