C4経路[C4 pathway]†
グリシンとスクシニルCoAから5-アミノレブリン酸を合成する代謝経路.5-アミノレブリン酸シンターゼによって触媒される.グルタミン酸(炭素数5)から5-アミノレブリン酸を合成する経路(C5経路)と対比して,コハク酸を用いることからC4経路と呼ばれる.発見者の名前(David Shemin)から,シェミン経路とも呼ばれる.プラスチドをもたない真核生物やαプロテオバクテリアはこの経路を用いて5-アミノレブリン酸を合成する.唯一,ユーグレナ植物だけが,両方の経路をもつことが知られ,C4経路がミトコンドリア内に,C5経路がプラスチド内に存在する.
関連項目†