Pfr†
Pfr 遠赤色光吸収型のフィトクロム.フィトクロムはPfrに光変換されることではじめて活性状態となる. 730 nm 付近に吸収ピークをもち,遠赤色光を吸収することで不活性型のPrに戻る.この変換に他の因子は必要とされない.PrからPfrに変換さわたフィトクロムは細胞質から核内に移行し,PIFと呼ばれる転写因子との相互作用を介して遺伝子の発現を制御する.フィトクロムAの場合はPfr暗失活のため生体内でのその寿命は比較的短いが,フィトクロムBではPfrに一度光変換されると暗所でも半日あまりPfrのままとどまる.
関連項目†