2007年に米国イエローストーン国立公園の温泉微生物マットから発見された、Acidobacteria門に属する初めての光合成細菌. 門レベルでの新規光合成細菌の発見はヘリオバクテリア(Firmicutes門)以来約四半世紀ぶりであり、本発見により光合成細菌が属する門が5門に拡充された(シアノバクテリアを光合成細菌に含める場合は6門となる). 至適温度は53℃. 好気性であるが培養に光条件は必須であり、好気性光合成細菌とは異なる. 非光合成細菌であるMeiothermus sp.との共培養系でよく育つ. 反応中心の型は光化学系Ⅰ型. 光捕集アンテナとしてクロロソームとFMOタンパク質を持つ. 光合成色素として、バクテリオクロロフィルaの他に、バクテリオクロロフィルc、クロロフィルa、および亜鉛-バクテリオクロロフィルaを持つという特徴がある.