フィトールの生合成[phytol biosynthesis]

  フィトールの前駆体であるイソペンテニルピロリン酸(IPP)は,陸上植物,藻類,シアノバクテリア,一部の光合成細菌では非メバロン酸経路,ある種の光合成細菌ではメバロン酸経路で合成される. IPP 4 分子が結合して炭素数20のゲラニルゲラニルピロリン酸(GGPP)が合成される.植物の黄化組織や光合成細菌ではGGPPが(バクテリオ)*クロロフィリドにクロロフィルシンターゼ(ChlG,BchG)によりエステル結合し,その後(バクテリオ)クロロフィルゲラニルゲラニルレダクターゼ(ChlP, BchP)によりフィトールに還元され(*バクテリオ)クロロフィルができる.一方,緑葉ではGGPPがフィトールピロリン酸に還元されてから,クロロフィリドと結合すると考えられている.真核光合成生物ではフィトールの合成は葉緑体包膜で行われる.バクテリオクロロフィルc, d, e, gではGGPPの代わりに炭素数15のファルネシルピロリン酸が基質になる.

関連項目


Last-modified: 2015-03-27 (金) 11:56:20 (1717d)

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