補助色素[accessory pigment]

  光合成色素のなかで光合成反応中心での電子移動反応に直接関与しない色素の総称.歴史的には,酸素発生型光合成生物ではクロロフィルaは電子供与体となりうることから,これ以外の色素,すなわちクロロフィルbクロロフィル cカロテノイドフィコビリタンパク質をさし,クロロフィルについては,アクセサリークロロフィルという名称も使われていた.しかし,クロロフィルaの大半はアンテナとして機能することが判明し,また新しい色素(たとえばシアノバクテリアの特定の種がもつMgジビニルプロトクロロフィリドa,b,クロロフィルd)などが反応中心では電子供与体として機能することなどが明らかになってきたので,定性的に色素の種類で補助色素という名称で呼ぶことが適切ではないという認識が広まりつつある.これに代わって,色素を,電子供与体,電子受容体,アンテナ色素,のように機能に基づいて分類し,名称をつけることが広く行われるようになってきている.

関連項目


Last-modified: 2015-03-27 (金) 16:12:58 (1757d)

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